『陥没乳頭』とは乳頭がへこんでいる状態の病状をいいます。
「先天性」と「後天 性」があり、後天性の原因は乳房肥大や乳管性乳腺炎などですが、一般的な陥没乳頭は先天性のものがほとんどです。
こちらの原因はよくわかっていませんが、「乳腺」 と「乳管」の発育が同時に進まないために起こるという説もあります。いずれにしても、授乳時に障害となる恐れがあり、陥没している部分に垢がたまりやすく、炎症を 起こすこともあるため、早めの治療が望ましいでしょう。
手術は両側で約1時間程度。局所麻酔で行います。1センチ程度の小切開を行いますが、傷は目立ちません。入浴も胸から下はすぐに可能です。
手術後抜糸まで約1週間。(抜糸が不要な皮膚ボンドを使うこともあります)術後装具を装着していただきますので数回通院が必要です。
授乳を希望される方は保険が適応されます。ブログも参照してください。